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お姫様抱っこ!?にしおりをはさみました!
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お姫様抱っこ!?
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あれから、何分か電車に揺られ
目的の駅に着いた。
「大丈夫か?怪我とか……」
「……だっ、大丈夫です……めっ、迷惑おかけしました!!」
口から出てくる言葉は、震えていてどもっている。
駅に着いたのはいいが、降りる時腰が抜けていて歩く時も支えてもらって挙句の果てには足を踏んでしまった。
今だって、怖くて足がガクガクしてる。
立ってるのがやっとだ。
「俺から見て、大丈夫そうには見えねーけど?」
「…………だっ!!」
「ほらッ」
「ひゃっ!!」
おっ、お姫様抱っこ!?
しかも、変な声が出ちゃった…。
周りには、人が少なく少し安心
体が、楽になって気が緩む
「大丈夫か?このままタクシー乗り場に行くからな?」
「えっ、あっ、でも!」
「俺がこうした方が、いーの!」
「っ!!……じゃっ、じゃぁお願いします」
本当に、優しい。
すれ違う人は、みなこちらの様子を伺う。
でも、そんな人は少ない。
また、触れちゃった。
人の暖かい心に
慣れないこの暖かさは何処からやって来るのか
僕はまだ知らない
「にしても、人が少ないな」
「はぃ」
ふと、目に入った壁紙に春祭りと書いてある
あっ、今日はこの地域春祭りって昨日先生が言ってた。
今日のメニューが、春祭りのスイーツパラダイスに出すお菓子作りと聞いた。
にしても、本当に少な過ぎる。
「あ〜!楽しみー連のご飯とか」
「あんまり、期待しないでください(汗」
ホームを抜け出口を抜けるとタクシーが沢山止まってる。
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