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プロポーズにしおりをはさみました!
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プロポーズ
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「何して遊ぶ?」
「絵本読みたいな…」
本棚から取ってきた、いつも僕が読んでいる絵本をとってきてくれて
テーブルの上に置いて、春斗くんが読み聞かせてくれる。
春斗くんの声は、透き通るように鼓膜まで届き
話がスラスラ入ってくる。
僕は、この本が大好きなんだ♪
ある男の子が、街のお友達からいじめられているのをカッコイイ王子様みたいな子が助けに来てくれるっていう。
とてもいいお話なの
そう言えば、僕も王子様みたいな春斗くんに助けてもらった♪
なんか、このお話みたい♪
「…このあと、2人は幸せになりましたとさ」
いつの間にか、読み聞かせが終わってしまったみたい
まだ、春斗くんには言えないけど
「幸せになれたんだね♪」
「俺達も、幸せになろうな…蒼汰」
えっ、……
春斗くん何言ってるの?
僕は、女の子じゃないから子供も出来ないし結婚もできないんだよ?
この絵本の2人みたいに、ボクといたら幸せにはならないよ
「……ボク、女の子じゃないから無理だよ?」
「何言ってる。大丈夫だよ俺が幸せにするからな」
僕なんかでいいの?かな?
好きな春斗くんからの、プロポーズは嬉しい
「幸せにしてね?」
ずっとこうして、その優しい瞳で見守ってて欲しい
これからもずっと
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