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45にしおりをはさみました!
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45
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夜ご飯を食べ終わった後、俺は部屋に戻るので、健吾さん達ははいつもと変わらない様子で楽しそうにメディアの話をしたりと、本当に普段通りだった。
だからさっきの電話の相手が女だというのは、俺の思い過ごしかも…と思ったほどだ。
だけど、確認しなければと思い、俺は寝支度を済ませたあとも起きていた。
…もうすぐ夜中の1時。
もう俺は部屋のドアに寄りかかり、そっと部屋の外の様子を伺う。
健吾さんは、リビングでお茶を飲んでいるようだった。
───カチャッ。
すると、リビングのドアが静かに開いて、健吾さんがリビングから出たようだった。
俺はそっと部屋のドアを開けてドアの外を見ると、ちょうど健吾さんが玄関の扉を開けるところだった
「ッ──!!」
俺の予想は、当たってしまった。
「お待たせ、健吾さん」
化粧の濃い女が家にやってきたのだ…。
語尾にハートマークつけるの好きそうな女だ。
「……け、健吾さん。どういうことだよ」
俺はとっさに部屋を外に出て、健吾さんと知らない女の前に立ちはだかった。
俺は女の人をキッと睨んで「出ていけ」と一言
「諒太…起きてたのか」
義父さんはそう言いながら、動揺した素振りも見せずに隣に立つ女の腰に手をまわす。見せつけるようにした後、「少し待っていて」と女を外に出した。
俺が声をひそめて「何してんだよ…」と尋ねた。
どういうことなんだよ、健吾さん。
俺、信じたくねぇよ。今目の前の現実を…
なぁ、健吾さん…どういう事だよ…?
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