![ネメシア - 両方の視点。[5/5] - BL小説 | BL小説創作のBLove(ビーラブ)](/images/logo_h.png){kind=logo}
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両方の視点。[5/5]にしおりをはさみました!
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両方の視点。[5/5]
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声を掛けた相手は『大丈夫か？』と尋ねる
それにどう答えていいのかわからずにいた
このヒトは妖ではない…たぶん人間だろう
そして恐らく彼らが言う『マサヒ』がこの人なのだろう、だが何故助けるのだろうか？
妖(あやかし)相手ならまともに話せる自覚はあるが対人関係の乏しくましてや
他人に疎まれ 自分自身もヒトよりも妖や神、と呼ばれる者達と関わってきたが故にこう言うとき何が正解で 何が正しいのか
それが分からずにどうしたらいいのか途方にくれてたあきらをどう思ったのか
赤狐は四足歩行から器用に(まるで赤猫熊みたいに)二足で立ち上がりまるで自分自身の声を代弁するように答える
｢おぅ、少年は見ての通り平気だ、まぁ、多少は彼奴らのせいで怪我はしてるがそれでも命の方には全くなんの問題ないしな｣
お前らの活躍のお陰でこの少年は助かったぞ
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