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非日常にしおりをはさみました!
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非日常
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朝、俺はいつもの道を通って学校へ向かう。
寮を出て、坂を下り、少し歩いたらすぐ学校。という感じで近くてとてもいい。だが俺は運動が大の苦手なので、毎朝体力を絞られる。
お陰で、学校についた時にはもう息が上がってるのなんの。
気づいてる人もいると思うが、今日は隼人と華月は一緒じゃない。
二人共朝練らしい。
運動部って本当に大変だな。
確か俺は中学の頃も文化部だったしなー……運動不足で健康診断に引っかかりそうだ…。
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靴箱から上履きを出し、3階までの長い階段を上り続ける。
忘れていると思うが、此処は金持ち学校だ。
つまり敷地範囲がとてつもなく広い。
入学してから1ヵ月間、毎日のように迷子になっていた事を思い出す…………。
1-Bと書かれた教室に入り、俺は誰とも挨拶を交わさず、ただ空気が通るように自分の席についた。
優人
「はぁ、学校だるい」
昨日はあまり眠れなかったため、今すぐ寝たい気持ちでいっぱいだった。
よし、寝るか。おやすみ。
浅い眠りにつこうとした時、ドアが大きな音を立てて開けられた。
「あれって確か、Sクラスの……」
「俺Sクラスの人初めて見た」
「しかも生徒会の人達じゃん……生で見たかも」
「Sクラス」「生徒会」、その言葉に優人は反射的に体を起こしてしまった。目に入ったのは、生徒会のメンバー全員だった。
何で生徒会がよりによって一般生徒がいるクラスに来るんだよ。
優人は何故か、背を丸めて生徒会から隠れていた。
何で俺隠れてんだ…?別に生徒会が俺に会いに来るわけないのにな……はは、隠れていた俺恥ずいな…………。あとで埋まってこよう。
そう考えていた時、名前は忘れたがかなりリーダーシップのある奴が生徒会に
「生徒会のお方達がわざわざどうしたんですか?何かお困りならこの俺が聞きますよw」
奈胡
「ん~、俺達君には興味無いんだよね~。俺達が興味あるのは~、席に突っ伏して俺達にバレないか冷や冷やしてるやまやまに用があるんだよ~」
「は?あの無表情平凡眼鏡に?おいおい何かの間違えだろwあんな友達もロクにいないボッチくんに生徒会が用があるとか世も末だなwww」
奈胡
「残念ながらやまやまはそんな名前じゃないよ~。庶民の分際でやまやまの事語らないでくれる~?
お前の家潰すよ。
ということでやまやま~行くよ~」
んんんんんん。とてつもなく行きずらい雰囲気……。
ごめんリーダーシップくん、君の言う事は正論だ。ド正論だ。リーダーシップくんの言う通り、クラス内ではボッチだし、無表情平凡眼鏡だし……こんな素敵なあだ名を付けてくれてありがとう…………。
なのにチャラ男さん…リーダーシップくんの家潰すとか怖いこと言わないでくださいよ。夢に出てきそうだわ。
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