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新入生歓迎会にしおりをはさみました!
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新入生歓迎会
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《ガサガサ》
足音はだんだんと近づいてくる。
すると突然、足音が止んだ。
バレないようにそっと見てみると、そこには少し傷んだ金髪に碧目をした生徒がいた。
見覚えのある顔。
そう、
優人
「野原なのか?」
野原雄大だ。
俺の声に気づいたようにこちらに顔を向ける。
雄大
「お前、山崎か……」
野原の声は少し震えていて掠れていた。
よく見ると、服は所々破け、傷だらけだった。
すると、野原は今にも倒れそうにこちらへと向かってきた。
雄大
「おれ……も、むり……」
優人
「は……?」
野原は優人の胸に倒れ込んだ。
優人
「ちょっ、大丈夫?」
例え苦手奴でも流石に具合が悪い奴を放ってくのは性格がひねくれすぎてる。
優人
「おい、おいってば。大丈夫なの?」
心配して声をかける。が、返事はない。
その時だった。
理事長の話しを聞いてなかったのが仇となったのか…。
【ピーーーー】
つけていたリングから音がした。
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