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18歳以上ですか?
163にしおりをはさみました!
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163
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「 ねえ、何やってんの? 」
「 ... 知念 」
振り向いた先には、鋭く大ちゃんを睨む知念
それでも大ちゃんの手の力は少しも弱まらない
知念は俺の手首を握るその手を引き剥がして、
「 行こ、涼介 」
それだけ言うと歩き出し、俺は小さくなってく大ちゃんを
ただ見つめるしかなかった
「 怪我ない?...ほんとごめんね、僕が一人にしたから 」
「 大丈夫、!ちょっと質問されてただけだよ 」
顔を上げた知念は俺の腕を引っ張り、軽く抱き寄せた
「 ..... 涼介が好き、大貴には渡したくないの、 」
「 え、? 」
「 ...返事はゆっくりでいい、ね? 僕の事も考えて、? 」
答えなんてもう、
「 んーん、今でいいの 、、 よろしくお願いします、 」
____ 決まってるよ ...
顔を赤くした知念は嬉しそうに微笑んで
俺が少し前、涙を流した自動販売機の前
初めて口付けを交わした
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