アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
気持ちの整理 side亮にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
気持ちの整理 side亮
-
side 亮
あの日、翠くんの前でパニックになった事がよほど悔しいらしくあれからしばらく
亮がもっと早く来てくれないから!
とか
腕、包帯目立ちますか?
とか最初は八つ当たりしてきていたのに俺が悪いんだってマイナス思考になって相当落ち込んでいるのでそろそろ助けてやろうかと様子を見る
「亮?…あぁ!…なんでもないです!」
いつまでも引きずっていることにめんどくさいと思われるのが嫌なのか何でもないとか必要の無い嘘をつく柚の頭を撫でる
小さい頃から自分の意思とは全く関係なくいろいろやられていただけに自分の思っていることを伝えたり、気持ちの整理をするのが人より上手ではない。
だから、1つ嫌なことや不安なことがあるとそれを整理するまでに時間がかかってしまう。
でも、どうしたら殴られないかとか機嫌を損ねないかを見ていたので人の気持ちの変化には敏感だった
「腕のこと言われたのまだ気になる?」
「……はい」
今までそっと見守っていたけどだんだんと可哀想になってきて、話を聞くことにした。
「何が一番嫌だった?」
「…翠くん、に、嫌なこと…思い出させちゃったかなって…」
いつでも人のことばっかり。
だから、信頼されているのも優しいと言われているのもわかる
でも、自分の事も大切にして欲しいと思う。
俺がいくら柚のこと大切にしたって柚自身が大切にしてくれないと体調を崩してしまったり、自傷行為にはしってしまうから
「柚。」
「…はい?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
79 / 535