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隅っこにずっと居たら
じわっと視界がぼやけた
ポタッポタッと床に水が溢れる
俺は蛍さんと幸助さんの所へ行く
「うわっ!蓮君泣いてるの?」
「泣いてる?」
と俺は訊き返す
「そうだよほら、目から涙が出てる」
ポタッポタッと床に涙は落ちる
「…っ、」
俺は走って剃刀を探す
すると俺の体がふわっと浮く
「ダメだよ!また腕切ろうと考えてたでしょ!」
「ぅ…っ」
俺を持ち上げた蛍さんに抱きつく
この際誰でもいい…
安心できれば
俺は蛍さんの腕の中でずっと泣いた
ぽんぽんと蛍さんと幸助さんは背中をさすってくれた
俺が落ち着き、昼飯を食べることになった
箸が進まない
味がしない
気持ち悪くなってトイレで食べたものを戻してしまう
「ゔっ!っゲホッ!ゴホッ!…ぁっ」
「蓮君!大丈夫?無理して食べなくていいよ」
「水飲もう?」
と2人は言ってくれた
水を飲んで俺は寝室にこもる
「龍哉さん…」
龍哉さんが居ないと寝れない
前は1人じゃないと寝れなかったのに…
やっぱり、誰かにいて欲しくて2人のところへと行った
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