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眠レル魔女 3にしおりをはさみました!
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眠レル魔女 3
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眠気も疲れも全く感じないし、それどころかどれくらい
そうしているのか時間感覚も曖昧だった。
なんだか彼が倒れたのも魔女の集団が襲ってきたのも
1時間くらい前のような気がするし。
「死んじゃいますよう!」
シロエが叫び、月人は膝の上の両手を握りしめた。
「死ぬ?
死ぬわけないだろ...俺は吸血鬼だし..こいつは魔女だし....
こんなことくらいで死ぬわけない...」
ぐるぐると様々な光景が頭の中で浮かび続け、
その中心には皇がいた。
そのムカつく顔と今目の前にいる
死人のような顔が重なって月人は
何か悪いエネルギーに押し潰されそうになった。
「死ぬわけ、ないだろっっ!!!」
思わず叫んでしまうと、シロエはびっくりしたように
目を皿のように丸くしていた。
そんな素っ頓狂な表情がぼやけて、
ぱたぱたと布団の上に雫が零れ落ちた。
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