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~悪魔の新年会~にしおりをはさみました!
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~悪魔の新年会~
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居酒屋の前で座り込んでいた俺に手を差し伸べる男・・・。
もちろん注目は集めたままだ。。
男は俺を立ち上がらせると意気揚々と話し出した。
「さあ!みんな揃ったところで、新年会をスタートさせようか~www」
男の一言でざわざわと賑やかになった会場。
男は、俺を近くの椅子へと座らせるとぺらぺらと自己紹介をしだした・・・。
椅子に座った俺は、男の話しを聞く羽目に・・・。
「チッ」と舌打ちした俺だったが、男に聞かれてしまっていたようで耳元までつかつかと歩み寄られ、静かに「今帰ってごらん?帰ったら何するかわからないからね・・・。」と言われてしまい、しぶしぶ話しを聞くことに・・・。
それを見ていた女性社員達は奇声をあげていたが、男は気にせず話している。
話しを聞いていると名前は、水本 千秋、年齢は22歳・・・。そして社長・・・。
・・・ってえ?
「社長!?」
ガタッと席を立つ俺に会場がざわめく・・・。
皆に笑われ、またもや赤面し、座りなおす俺。
社長と言われた当の本人はニコニコと表情を崩さない・・・。
その後は簡単に自己紹介を済ませ、各々席についた。
順番がきて徹も無難に話しをしたつもりだったが、目立った登場をしたせいで他の社員よりも注目を浴びる事になった・・・。
自己紹介も終わり席に着くと、徹は頭の中で考えを巡らしていた。
「まてよ?さっきのが社長!?じゃあ、俺は社長に対してあんな無礼な態度をとっちゃったのか?だからみんな静かに?考えれば考えるほど納得がいく・・・。てか社長に歯向かうとか俺何しちゃってんの・・・。」
徹が一人頭を抱えているうちに話しが進んでいたようで徹の前には一つの箱が回ってきていた・・・。
社員同士の交流会をするらしい・・・。
そそくさと紙をとり、次の人へと回す。
徹が手にとった紙をひろげてみるとそこには4番という文字が・・・。
そして机には4番の文字。
「ガタッ」という音と共に、大掛かりな席移動が始まった・・・。
女性社員と一緒になって喜ぶ者・・・。男子同士で落ち込む物・・・。はたまた幹部同士になってしまった者・・・。
周囲からは歓声ともとれる声が飛び交っていた。
俺は、一緒になったペアを見て唖然とした。
何でこのメンツなんだよ!!!
俺は半ばブチ切れそうだった・・・。
そこにいたのは、入社式で俺に煙草を注意した帝先輩にさっきの強引社長・・・。
「メンツ濃すぎね?」俺はボソッと呟いたが、2人に満面の笑みで返された。
まじで怖い・・・。
「宜しくねwww」そう呟いた社長に俺は何とも言えない恐怖を感じたのだった・・・。
そしてさっきからだんまりのこいつ・・・。そう帝恭一・・・。
「一体何なんだよ!!!」
俺が、チラッと帝の方を見ると睨まれた・・・。
「何故に!?てか恐!」
そんな事を考えていると急に千秋が立ち上がり、ありえない事を言い出した。
「今日から一週間、社員同士の仲を深めてもらう為に一緒に同じ部屋で過ごしてもらいます!ちなみにもうホテルは用意してあるのであしからずwww」
会場がざわざわと騒ぎ出す・・・。
「もちろん男女は別部屋だからね。安心してください!」と千秋がそういうと近くの席からブーイングが聞こえてきたが、有無を言わさぬ千秋の「解散!!!」の一言であたりが静まり返った・・・。
そして、楽しい新年会は幕を閉じた???のであった・・・。
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