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18歳以上ですか?
30にしおりをはさみました!
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30
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奏の言う通り、もう一階上がると数学準備室は直ぐに見つかった。
「おお〜……!明日お礼言わねぇと……」
ーーコンコンコン
「……」
ーーガタッ
ん?物音がしたな。
って事は如月居るのか。
「如月〜?入るぞ」
ーーガラッ
「……えっ」
開けて直ぐに目に入ったのは、如月と知らない女が抱きついている場面だった。
なーんだ……。結局こいつも俺を使って株を上げたかっただけか……。
好きって言ったのも結局ウソか。
「……邪魔して悪かったな」
「鈴原⁈誤解だ!」
「……」
ーーピシャッ
クソッ、腹立つ!
結局、如月も他の大人と変わりなかったって事か……。
ちょっとでも信じた俺が馬鹿だった。
ーープルルルルル……
『理央?』
「今日夜暴れたい」
『如月となんかあったのか?』
こいつ妙な所で鋭いよな……。
「別に何もねぇよ」
『相変わらず分かりやすいな』
「あ"?」
『落ち着けって』
「落ち着いてる」
『どこがだよ……、取り敢えず今日の夜、何時もんとこな』
「あぁ」
ーーピッ
ふぅ……。兄貴に、また心配かけちゃうな。
如月も追って来ねぇし、結局如月の言葉で一喜一憂してた俺が馬鹿だったんだな……。
取り敢えず帰るか。
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