アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
12 sideラウトにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
12 sideラウト
-
そういや、此処って何処だ?
ラウトは辺りを見回した
とりあえず砂浜が続いてるし、それ辿ってくか…
そうして歩いているとラウトはあることに気がついた
右脚が痛くねぇ
人魚が巻いた布を取ってみると、傷は跡形もなくなくなっていた
ラ「アイツには感謝しかねぇな…」
すると、手に持っていた布がサラサラと砂に変わっていった
ラ「え、何で?ちょ、止まれ!」
これ、アイツの物なんだよ!
しかし、ラウトの言葉とは反対に、布はどんどん砂に変わり、やがて全て砂となって消えてしまった
ラ「おい嘘だろ!これ次会った時に返さねぇとって
思ってたのによ!」
マジでどうするよ………なんか、代わりのもの探すか…
何がいいんだ?と考えながら、ラウトはまた歩き出した
あ、俺の船だ。港に繋がってたのか…
知らない島はねぇって言ったけど、島の内部のことは知らねぇこともあるな…
レイは知ってんのか?……まぁいいや。とりあえず、船に戻るか
そろそろ集合時間だし
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
シュ「あっ、ラウトおか…えー!ラウトどうしたの!」
ラ「あ?何がだ?」
シュ「何ってびしょびしょじゃん!」
ラ「あー、落ちた」
アイツのことは黙っておくか…
レ「君は一体何してるの…」
ラ「ブラブラしてたら男5人に絡まれたんだよ」
シュ「え!怪我はない?」
ラ「ねえ代わりに、滑って海に落ちた」
一応本当のことだしな
シュ「そっか、良かった。もし怪我してたなら
俺がそいつらのこと再起不能にしてた」
ラ「暴れるのは俺が許可した時だけだ」
アイツの布のおかげで助かった…。コイツの暴走はたまったもんじゃねぇからな
シュ「分かってるさ。ラウトとレイに
怒られるのはもうコリゴリ」
ラ「そんで、帰ってきたのは俺が最後でいいか?」
レ「そうだね、君が最後だよ」
ラ「そうか。おい野郎ども!出航すんぞ!」
船員達「了解しやしたー!」
ラウトの声に船員はそれぞれ持ち場につき始めた
ラ「シュカ、舵は頼んだぞ。俺は着替えてくる」
シュ「了解、船長!」
ラウトは船長室に着くと着ていた服を脱いだ
ラ「ふー…。パンツとズボンだけでいいか」
上は一枚になっときゃ、そのうち乾くだろ
着替え終わるとラウトは甲板へと向かった
あとでレイに錆びない物があるか聞いてみるか…アイツなら何か知ってんだろ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 67