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帰ってくるとにしおりをはさみました!
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帰ってくると
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玄関のドアが開く音で目が覚めた
「ただいま」
祐兄と圭兄が一緒に帰ってきて俊兄がもう仕事に行ってしまったことに気づく
「おかえりなさい」
「咲、その格好誘ってるの?」
ふふっと笑って近づいてくる
「えっ…」
自分の格好見て恥ずかしくなる
「顔真っ赤にして圭もいるのになぁ」
祐兄の言葉で圭兄は自分の部屋に行ってしまった
「…ごめんなさい」
「うん、咲が悪いね」
「…はい」
「ここ座って待ってて」
ソファに座っていると祐兄がキッチンから包丁とめん棒を持ってきた
「包丁かめん棒どっちがいい?」
「なん、で?」
「どっちも?俺はどっちでもいいけど」
知ってる、どっちを選んでも苦しいことを
でも血が出るよりマシだよね
「…こっち」
めん棒を指す
「そっか〜さすが咲だね、楽しめそうだよ」
何が楽しいのか僕にはわからない。わかりたくもない…
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