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出張ラヴァーズ(2)※にしおりをはさみました!
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出張ラヴァーズ(2)※
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「うぅ…」
静まれよ…俺のチンコのアホ。
俺は、股間を押さえながら、息を吐いて、必死に火照る身体を冷まそうとした。
「はぁー…はぁー」
いい感じだ。このまま、クールダウンして…
ふと身を捩ると、Tシャツのザラリとした感触が、乳首を刺激した。
「っ…」
うっかり気を抜いた瞬間、また頭の中に浅野の顔が浮かんで、声が響いて来た。
『二週間会えないんだから、一杯触らせろよ』
それは、出張に行く前の夜、浅野が俺を抱きながら言った言葉。
身体中に触れられて、身体中にキスされた。
付けられたキスマークは、もう消えてしまったけど、唇の感触は残ってる。
首筋から、胸元を滑って、焦らす様に円を描きながら、尖らせた舌先で乳首舐められて…
「ん…ッ⁉︎」
なにがクールダウンだよ…完勃ちじゃないか‼︎
記憶を辿って行くうちに、俺の性器は下着の中では窮屈な程、張り詰めてしまっていた。
「もう…ダメだ…」
我慢出来ない。
俺は、ゆっくりと下着を下ろし、硬く勃ち上がった性器を解放させると、握り込んだ掌を上下に動かした。
「はぁっ…」
自然と左手はTシャツを胸の上まで捲り上げて、乳首を弄ってしまう。
いつも浅野にされてる愛撫を思い出しながら、指先でぐにぐにと押し潰したり、摘まんだりして刺激する。
唾液を纏った舌の感触が欲しくて、指先を口に加えて、たっぷり唾液を絡ませると、その指で再び乳首を指先で弾いた。
「んンッ…」
快感を追う様に、激しく性器を扱けば、先端から溢れ出した先走りがぐちゅぐちゅと、音を立て始めて…
『すげ…どんどん溢れて来る』
そんな、浅野の声を思い出す。
『もっと?』
「ぁ…もっと…」
乳首を愛撫して、性器を扱いて、その後は…
『そろそろ、こっちにも欲しい?』
あの時浅野はそう言って、俺をうつ伏せにすると、お尻を舌で解しながら、指を挿れたんだ…
自然とあの時の状況と同じ様にうつ伏せになって、ローションを絡ませた指先を後孔伸ばす。
入り口に指を這わせると、少しずつ伸縮しながら、中に飲み込まれた。
「ン…ん…はぁっ…」
指をくの字に曲げたり、伸ばしたり掻き回しながら、自分の感じるポイントを探ぐる。
「…ッ…!」
ある一点に指先が触れた瞬間ビクリと身体が跳ねた。
『みーつけた』
頭の中の浅野の声を合図に、そのポイントを摩る様に、指での刺激を繰り返す。
「ん…ふッ…」
浅野より細い俺の指だからか、確かに場所は合ってるのに、快感が足りない。
「っ…ん…なん…で」
浅野の骨張った長い指の感触、繊細なのに、激しく俺を攻め立てる動きが恋しい。
あの、快感を伴う圧迫感を再現しようと二本に増やしても、もどかしさは募る一方で…
無意識に、テーブルの下に置いたままの、あの袋を見つめてしまった。
「……」
いやいや…ダメだよそんな…
でも…気持ちいいのかな?アレ。
正直、パールっぽい形のヤツは、まだ慣れてない時に後ろを慣らすのに、使った事がある。
でもリアルにそのまんまの形のやつは、使った事は無い。しかも、相手が側に居ない自慰で使うなんて…やっぱり恥ずかしい。
‘誰も見てないんだからいいじゃないか,
ふと、頭の中でそんな声が聞こえた。
‘浅野には、使って無いって言えばいい,
そうだよな。使ったなんて、言わなきゃバレないよな。
バイブは抵抗があるけど、ローターぐらいなら…
「むぅ…」
俺は、袋からコードの付いたピンク色のローターを取り出した。
一旦口に含んで濡らしてから、後孔へローターを押し付けると、解れていた入り口に簡単にスルリと飲み込まれて行った。
「んっ…」
指を添えて、いい位置に導く。伸縮しながら、中がローターを包み込むのを確認すると、俺は意を決して、スイッチを入れた。
-ヴヴヴヴヴ…-
「アッ!…んンっ…」
何か変な感じ…ムズムズして、ずっと中をくすぐられてるみたいだ。
強い刺激を求めて、スイッチを強にしても、浅野に激しく奥を突かれる快感には程遠くて…
後ろからの足りない刺激を補う様に、性器に指を絡ませて、扱いた。
「はァッ…ゆ…ぅすけ…え」
浅野の、声、体温、匂い、全てが恋しくて、そう名前を呼んだ。
瞬間…
-プルルルルル-
「---ツ‼︎」
突然、鳴り響いた携帯の着信音に、ビクリと身体が跳ねた。
慌てて、画面を見ると、まさに今、名前を呼びながら、自慰に耽っていた相手…浅野の名前が表示されていた。
「ウソだろ…っ…」
このタイミングで、掛けてくるなんて…
-プルルルルル…-
考えてるうちにも、携帯は鳴り続けている。
こんなタイミングで電話に出るのは恥ずかしいと、戸惑いながらも、本心では…
少しでも声が聞きたい。
自分からは電話しないって誓った手前、このチャンスを逃したら、出張から帰って来るまで、聞けないかもしれない。
そう思と、本能には逆らえなかった。
「はぁ…っ」
俺は、ローターを引き抜いて、乱れた呼吸に気付かれない様に、息を整えると、携帯を手に取った…
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