アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
天候…?転校…?!!?!にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
天候…?転校…?!!?!
-
穏やかな風が吹き、カサカサと葉が揺れる音がする。
静けさが漂う中から、小鳥の小さなさえずりが聴こえてくる。
広い敷地に建っている大きな屋敷の中からは朝食を調理する音がきこえてくる。
屋敷の者が忙しい朝を迎えている中、この男はのんびりと起床した。
「ふぁぁー……んー、いい天気だなぁ…」
ゆったりとベッドから降り、そばにおいてあるスリッパに足を通す。まだ眠たげに歩きながら自分のクローゼットから制服を取り出し、着ていると…
コンコン
ドアをノックする音が聞こえた
「失礼致します。櫻輝様、朝食のご準備が整いました。」
執事が呼びに来たらしい。
普通に考えて、執事とか漫画かよ!と思うだろうが、これが僕の日常だ。僕はこれが普通の人では日常ではないと気づいたのが漫画だ。
父さんを待たせるわけには行かないし、もう行くか…
「わかった。ありがとう!今行くよ。」
少し急ぎ足をしながら、この長い廊下を僕は歩いて行った。
少し歩いて、やっとダイニングルームにつく
ガチャ
ドアを開けると、
そこには、ゆっくりとコーヒーを飲みながら談笑する父さんと母さんがいた。
「おはよう」
僕の声が聞こえたのか、父さんと母さんがこちらを向いた。
「「おはよう」」
テーブルには、サラダやフルーツが盛り付けられた僕の大好きなパンケーキがある。
つい小走りになって自分の席につく。
「ふふっ」
母さんが少し笑った。
それにムッとした僕はすこし頬を膨らませ、
「「「いただきます。」」」
家族3人揃って、朝食タイムが始まる。
大好きなパンケーキに、頬が自然と上がる。
そこで急に父さんが真剣な顔で言ってきた。
それに気づいた母さんも、顔を引き締める。
「櫻輝。実は来週から、私が理事長をしている霞崎学園へ通ってもらうことになる。本来ならば跡取りとして何かしらの財力がある人達の子息が通う霞崎へ幼等部から通わせようと思っていたのだが、社会の常識もわからないまま跡取りとしてお前を迎えるわけには行かない。だからこのタイミングになってしまったが、来週からは霞崎へ通ってもらう。お前にも悲しい思いをさせるのはわかっているが、ごめんな。」
…………………………え?
正直、頭が理解しきれていない。
小さい頃から英才教育的なのは受けてきたが、高一の5月という友達が出来たばかりだぞ?え?
「混乱するのはわかっている。だが、受け入れてほしい。」
「わかったよ、父さん。そんな悲しそうな顔、2人ともやめてよ」
「僕は大丈夫だから!」
僕は笑った。
正直なんでこのタイミングなんだよって文句しか出ないしそれなら4月からで良かったんじゃないかとかも思うけど。
「あ、知ってるかわからないから一応言っとくが霞崎は全寮制の男子校だからな。」
え?
っっっとつまりそういうことだよね???
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 36