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けないんだ・・・。というか、俺に振るな。
照れくさそうに言う凛に、俺はため息を吐きたくなる気持ちを抑えて笑みを浮かべる。
「いやいやいや、待って、あの楽?男じゃん」
一樹は混乱した様子で凛に迫る。
「男だけど、な」
照れてれしながら言う凛はちょっと寂しそうな顔で一樹を見る。
差別的に見られるかもしれないということは、予想していたんだろう。
一樹はというと、
「いや別にそういうのに対して、偏見とかはあんまり無いけど・・・あの楽っていうのがちょっと」
楽という相手自体が気に入ってなかったらしい。
「見た目に一目惚れだったんだよ・・・」
「見た目かよ・・・」
「見た目か・・・・」
俺は呆れる一樹に合わせて言う。が、自分に特大ブーメランである。
しかしアイツの見た目を取ったら、マゾと笑顔しか残らない。
「まぁとりあえず!そういうことだから、応援よろしく」
凛はニカッと笑って言う。
「ヤケドしてもしらねーぞ?」
一樹は「正気か?」とでも言いたげだが、口には出さない。
凛は恐らく告白して付き合う気だろう。
問題はここから、コイツが何人に相談するかだ。
俺は凛に「応援ねぇ....気が向いたらな」なんて笑いかけて、ポケットから取り出したiPhoneで楽にLINEを送った。
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