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18歳以上ですか?
.にしおりをはさみました!
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「やっぱ詠朔にたよってよかった…」
「ううん、僕もいよりの力になりたいし、二人があぁやって言い合ってるの久しぶりに見れて楽しかったよ…二人がずっと楽しく仲良くやっていけるならそれでよかったけど……でも、しかたないよね」
いつまでもいよりと恋人でいてもしかたない、そう言われてる気がして澄久は黙り込んでしまった。
ーーー…
その日の夜、お風呂から上がったいよりはマトの名前をなんども呼んでいた
お風呂上がりに一緒にアイスを食べようとおもったからだ
珠嘉が家にいるときはお菓子の食べ過ぎにうるさくてお風呂上がりにアイスは滅多に食べれなかったけど珠嘉がいなくなってからはどれだけお菓子を食べても咎める人はいない、けどいざ一人で食べてみたら美味しくなかった
いよりは誰かと食べるお風呂上がりのアイスが好きだったと珠嘉がいなくなってから気づいた
「マトー…ま…わっ…あ…おとーさん…お帰りなさい!」
角を曲がった時に誰かにぶつかってよろけ…前を向けば父親がいた
いよりは緊張に表情を固くしながらも久しぶりに父と会えたのが嬉しくてドキドキしている
父親とは瑶実以上に会話がなくて一緒に遊んだ記憶はない、珠嘉は『寡黙な人ですから』と落ち込むいよりにフォローしてくれたけど小さいときはお父さんに一度でもいいから遊んでほしかった
今なら遊ぶことはできなくても少しは成長した自分を褒めてくれるかとおもったけど、父親はいよりの腹部を見て眉をひそめた後横を通り過ぎていってしまった
「……」
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