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「あっ、あ、ああぁう!」
保健室に、切なげな声が響く。
保健医は不在。
窓は閉め切られ、ドアにも鍵がかかっている。
七瀬 智紀(ななせ ともき)は白いベッドの上で
その身体を悶えさせていた。
「なんだ。またイったのか。」
上からは、低い声が降ってくる。
くつくつ、と抑えた笑い声まで聞こえる。
その振動にさえ、身体が反応し、七瀬はまた背中を反らせた。
「初めてってわりには、随分敏感だな。
なあ、七瀬」
意地の悪さを滲ませた口調で、
七瀬に覆い被さっていた御船 徹(みふね とおる)は、目の前に晒された鎖骨に歯を立てる。
その間も七瀬を苦しめる律動は止まらない。
「んん、あぅっ、う、るせ…、余計な、お世話、だ、っ、あぁぁうっ!!!」
「ほら、初心者は無駄口たたくと舌噛むぜ。」
御船のモノが七瀬の一番弱い部分を強く穿つ。
堪らず嬌声がもれる。
ああ、ちくしょう。
激しさに視界が歪む。御船の得意顔が揺れて見える。
快感からキた涙が頬を伝う。
ちくしょう。余裕綽々かよ。
七瀬は口惜しさに唇を強く噛んだ。
律動からくる快感の波に身体は跳ねるが、せめて、これ以上声は漏らすまいと必死に下唇に歯を立てる。
「まだぞんな理性残ってたのか。
随分余裕だな、おい。」
どっちが、と御船を睨んだ瞬間、食いしばっていた唇に柔らかいものが重なった。
「噛むんなら俺の舌でも噛んでろよ...。
まあ、出来るもんならな。」
笑い声を含んだ声とともに、御船の舌が七瀬の口に入り込む。
そのまま、舌を吸い、唇を吸い、七瀬の身体から力を奪って行く。
悔しい。悔しい。
最早、瞳しか抗える箇所のない七瀬は精一杯、御船を睨む。
御船は更に口端を上げた。
「良いね、その強気。
そのまま保たせてろよ。
まだまだバテてもらっちゃ困るからな。」
くつくつと、再び笑い声が聞こえる。
七瀬は再び迫り来る絶頂の気配に、声をあげ、その身体を強張らせた。
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