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見立てデート7にしおりをはさみました!
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見立てデート7
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「ただいまぁ」
「お、おじゃまします」
大志の家なんて中学生ぶりだから、なんだか緊張してしまう。
広めの玄関に大志のものであろう靴が2、3足散らばっている。大志のイメージには合わないフローラルの香りがして鼻が少しくすぐったい。
中学時代よく行っていた大志の家から何も変わっていなくて、ほっとした。
右手にある大きな姿見で自分の姿が映り、この濡れた体のまま家に上がってもいいのかと考えていると、奥から大志のお母さんがやってきた。
「あら遥ちゃん?久しぶり。どうしたのそんなに濡れちゃって」
「こんにちは大志のお母さん。お久しぶりです。これは、えっと、雨で」
「遥、家の鍵忘れてきちゃったらしいから連れてきた」
大志が言った。
「それは大変。今すぐお風呂沸かすから少しだけ待てる?大志は多少濡れても大丈夫だから遥ちゃん先に入っちゃってね」
いや、これは多少って量の雨じゃない。
家に上がらせてもらっているのにお風呂まで先に入るなんて、そんな無神経なこと僕にはできない。
「僕は大丈夫です。大志が先に」
「いやいいんだって、遥先に入れよ」
「いやそれはだめだって」
言い合ってると、大志のお母さんがこう提案した。
「それならもう、2人一緒に入っちゃえば?」
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