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無自覚は俺たち〜むつ〜
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扉を開け放った華南が、すぐさまマキに掴みかかった
が
マキはヒラリと交わして立ち上がる。
マキ「可哀想に、イきスンだったのに」
マキは妖艶に笑ってむつを翻弄していた指をペロリと舐め上げた。
むつは手を繋がれたまま丸まって、イき損ねた衝動を抱えて震えている。
華南はむつを自分の背中側にしてマキとむきあう、マキは入り口と華南の間にいる。
華南「修二はどこだ!?」
マキ「まあまあ、その前にむつ君イかせてあげないと、かわいそ…」
ーカタン
入り口で物音がして、マキがへらへら喋りながら入り口に目をやると、マキの動きが停止した。
マキ「…やば…」
表情を無くしたマキの視線の先を、華南も見る。
マキ「なんで君がいるの?」
つよし「あ、な、な、なんてひどいこと…」
入り口でガタガタ震えているのは、つよし。
むつはわずかに開けた目でつよしをとらえた
つよし?な、なんでここに?
つよし「マキさん!こ、こんな酷いことやめて下さい!!」
相変わらず震えの止まらない体で、一丁前に声を張り上げる
マキは不思議そうに首を傾げて眉をしかめた
マキ「なんで?君こいつに脅されてるんだろ?」
つよし「違います!!」
マキ「へー」
珍しいものを見てワクワクするような眼差しでつよしを眺め、一歩近づくと、つよしは震えていたが、背筋を伸ばした。
マキがつよしに気を取られてる間に、華南がマキの後ろをとった
マキ「見え見え」
マキはヒラリと回転して、華南の一撃を受け止め弾く
華南「てめ!!」
マキ「怒られちゃうから、またね♪」
スルリと抜け出し入り口から逃走するマキ
華南は素早く後を追いかけた
華南「逃がすか!つよし!そこにいろ!!」
走りながら叫んで、華南とマキは姿を消した。
取り残されたのは、手錠で拘束されたむつと、オロオロするつよしの二人だけ。
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