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汚れた自分 2にしおりをはさみました!
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汚れた自分 2
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セピアさんの過去捏造してます
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俺が15歳のころ、親が離婚した。
父親が浮気して女に散々貢ぎまくった挙げ句、借金まで作った。そしてその借金を母さんに押し付け、自分は出ていった。
それから母さんは朝から晩まで働き、借金を返すために必死になっていた。俺は母さんを助けたかった。でも借金の額は簡単に返せる額じゃない…。
まだまだ子供の俺には何もできなかった。
高校には行かないつもりだったが、母さんが「あんたを苦しめたくない」
と言って行かせてくれた。
おかげで以前行きたいと思っていた高校に進学することができた。
でも、まだ借金は残っている。しかし、俺はもう高校生だ。バイトはできる。でもちまちまと稼いでいるのでは遅い。何か手っ取り早く稼げるものはないか…
そう考えていた時だった。
『なあなあ、この女優見ろよ!』
[うっわぁ~胸でっか!]
クラスメイトの会話が耳に入ってきた。
そうだ。
体を売ればいい。
自分の体に自信があるわけでは決してないが、世には同性に性的興奮を得る人もいるらしい。
要するに援助交際というわけだ。
携帯は持っている。
よし、
俺は放課後、とあるデパートへと向かった。
店員 [ありがとうございましたー]
俺の髪と同じ紺色のウィッグ、太ももが見えるくらいの黒いミニスカート、肩と鎖骨が丸見えのオフショルのニット、そして化粧品。
そう、女装だ。
いきなり男が誘ってきても多くの人が怪訝な顔をするだろう。だから女装をして男性を誘い、体を売るのだ。
体を売る…か。
中1の時に保健の授業で子供の出来方を知った。そのときは「俺は将来どんな人と結婚して、子供を作るのかな」などと考えたっけ。
でも、もうそんな未来は来ない。たとえ借金を全部返すことが出来たとしても、俺が援交をした事実は消えない。一生それを引きずっていたら結婚はおろか好きな人さえできないだろう。
でも、それでいい。今はとにかく、借金を返して母さんに楽をさせるんだ。
俺は覚悟を決めた。
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