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楼の華 三 mrktyにしおりをはさみました!
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楼の華 三 mrkty
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少しだけkyfj要素あります。
あと、遊女の世界では新造、新造振袖(振袖新造?)などありますが私は全て「禿」で一くくりにしてます
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side ヒラノ
昼見世が始まった。
昼は夜よりも賑やかさには欠けるが、それでも人は多い。
それに俺が働いとる縹屋は人気やからな
昼も夜も楼の前は人でごったがえしとる。
中には「金は払えないが、美しい遊女を一目見たい」という客もおるけど。
まあ、昼見世は比較的激しめの奴おらんし、気楽にいこ…
「青鈴をお願いしても良いかな」
ん、俺をご指名か
ほな、準備せな
「失礼いたします」
フジ「やあ、久し振りだね。青鈴太夫」
少し紫がかかった艶のある黒髪の男性が、俺に笑顔で挨拶した。
「ああ、しばらくやな。」
男の名前はフジ。
約一年前、身請けされ、この楼を出た元遊女。
遊女の頃は俺の禿であり、藤太夫として人気を集めていた。
「最近どうなん?」
フジ「ど、どうなんって…どういうこと?」
「とぼけるのも大概にせぇ!あのキヨとかいう旦那様のことやて!」
フジ「そっ…それはっ……ふ、ふつーに…」
「普通に?」
フジ「普通に、かっこいいです…//」
「ほぉー?お熱いねぇ♪」
フジ「か、からかわないでよっ!…それより、そっちはどうなの?」
「…どういうことやねん」
フジ「そっちだってとぼけてるじゃん…ほら、モリ君のこと!」
「なっ!?も、モリ君のことなんて別に…」
フジ「休憩時間に俺に長々とモリ君モリ君言ってたのはどこの誰でしたっけねぇ~?」
「ううっ……」
馬鹿にしおって…旦那に似たんとちゃうか?←
フジ「思いを伝えるだけでもしてみたら?」
「…無理やて…遊女と若衆なんて、そんなん許されへんし」
「そもそも、モリ君が俺のことどう思ってるかわからんもん…」
フジ「ああああ鈍いなぁこの二人ぃぃ…」
「はぁ?どういうことやねん」
フジ「何でもない!とにかく、俺は応援してるから頑張ってね!」
「お、おう…?」
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