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寄り添いたかった金の髪。別。にしおりをはさみました!
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寄り添いたかった金の髪。別。
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寄り添いたかった金の髪が、いま、スカシの横にある。
あれから何年や。
まだ幼さの残る無口先輩を、パーマ先輩や古賀はんや、みんなで貪らせてもらった。
怖くて後ろはできひんかった。
でも参加してもうた。
ある意味初恋の人なんや。
スカシにとってもそやったろ。
結局無口先輩は、パーマ先輩ひとりのもんに戻った。
戻ったのに…
その当のパーマ先輩が昔の恋人とよりを戻した。
あの愛らしい無口先輩が、晴れて自由になったんや。
ワイに度胸があれば、一気にガンガン行ったやろ。
でもワイは度胸なかった。
踏み時に踏めんかったんや。
ワイはスカシにおいてかれてもうた。
たまに思う。
あの日あの人をワイが救えとったら、あるいは違っとったんやないか、とか。
でもそやないとも思とる。
人には縁と運がある。
そしてスカシは居合わせた。
いくら悔しいてもそれがすべてや。
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