アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか？
余裕だらけの笑みにしおりをはさみました!
- 文字サイズ：
- 行間：
- 背景色：
- しおりがはさまれています
-
余裕だらけの笑み
-
激しく脈打つ心臓と、熱くなっていく身体に、熱を逃がそうと口が開く。
くっと片方の口角を上げ、不敵な笑みを浮かべた九良は、唇が触れるより先に、舌を俺の口腔内へと差し込んだ。
にゅるりと侵入してきた粘膜に包まれた柔らかな感触。
俺の唾液を掬い取るように蠢き、内側を嬲るように撫で回される。
「んっ………んふっ………」
ぞわり、ぞくり、内側を撫でられる度に痺れた感覚が身体中を巡る。
じわっと股間が…尻が、濡れた感じがする。
湿った感じの気持ち悪さに、腰が揺れる。
九良の手が、ジーンズの上から俺の股間に触れた。
ちゅぱっと音を立て、離れていった九良の唇。
ぺろりと自身の唇を舐め上げた九良は、にたりと笑う。
「エロいな……もう、濡れてんだろ？」
言葉にされると堪らない。
恥ずかしさに、唸りながら、顔を両手で隠した。
「隠すなよ」
両手を一纏めに捕まれ、顔から剥がされた。
頭上でシーツに縫い止められる俺の両手。
余裕だらけの笑みを浮かべ、九良の片手は、俺のジーンズの前を寛げる。
ずぼっと下着の中へと差し込まれた九良の手が、芯を持ち、勃ち上がりかけている俺のペニスを撫でながら、足の間に滑り込んだ。
孔の縁に触れた瞬間、くちゅりと濡れた音がする。
「ほら。エロい音、してんじゃん」
何度も何度も触れては離すを繰り返す九良の指先。
その度に、微かに響くエロい水音。
「や………だ…っ」
恥ずかしすぎて、消えてしまいたくなる。
頭を振るい、脚をばたつかせる俺に、九良の手が下着の中から出ていった。
「ごめん、ごめん。可愛くて。つい、…な」
ちゅっちゅっと頬や首筋に落とされる九良の唇。
触れられる度、そこから心臓を殴られる。
いつも通りに拍動していた心臓が、触れられる度に余計に脈打つ。
ドキドキが激しくなり、目眩を起こしそうだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
62 / 224
