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ヒマワリ 2にしおりをはさみました!
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ヒマワリ 2
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「クソ遥! 邪魔なわけないだろっ! 『外は暑い!』とか言って、庭にちっとも出て来なかったくせに!」
1つ年上の俺の姉貴、相庭遥。
特筆すべきは…。
垂れ眼がそっくり。
凶暴。
「あっ、間違えた。 目障り!」
「どこがだ…。 じゃぁ、目ぇつぶっとけよ。 なんなら、潰してやろうか?」
「……」
「うげっ!」
またもや、ヒールがくい込んだ。
10cm近いヒールのミュール。
ちょっと前まで、いっつもキャラクター物の健康スリッパだったくせに。
高校生になった途端に色気好きやがって!
「あっ。 なんか踏んだ」
「てぇめ~、遥…殺す!」
寝転がったままの俺を見下ろして、アカンベーをする。
「だいたい、お前な~。 そんな靴で芝踏んでんじゃねぇよ。 痛むだろ!」
「高良が寝転がってる方が痛むんじゃないの?」
「…頼むから、死んでくれ……」
いつものそんなやり取りをしたいたら、玄関から声が聞こえた。
「ただいまぁ~」
おぉ。 俺の太陽が帰って来た!
「あっ。 佐久ちゃん、お帰りぃ~!」
姉貴が、きびすを返してリビングへ向かう。
「ご苦労様。 暑かったでしょ~」
言いながら、佐久也を団扇で扇いでいる。
おいっ!
今さっきまでの、ブラックだった遥はどこに行ったんだ!?
そんなクーラーの効いた部屋で団扇を使うなら、炎天下に居る俺を扇げっ!
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