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抜糸も済み、あと一週間ほどで退院できる日までやってきた。
「子供を宿す機能も順調に完成に近づいてきているので、あと一週間ほどで退院できるかと思われます。退院後は朝と夜に薬を飲んでください。また退院するときに詳しく説明しますね」
「ありがとうございます」
二人でお礼を言うと、先生が病室から去っていった。
「たしか退院しても、体に馴染まない内に子作りしちゃうとつわりとか酷くなるし、出産の時も通常の数倍以上の痛みと負担がかかるって言ってたよね」
「十分に馴染ませてからでオネガイシマス…」
少し震えながら言うと、頭を撫でられた。
「秋に負担がかからないようにゆっくりでいいよ」
心からホッとし、ほぼ痛みがなくなった体をベットに預けた。
退院する日。
先生に詳しく説明をされ、必要なものを貰った。
退院から体に馴染むまで個人差はあるが、通常半年ほどかかるらしく、子を宿せるのはは約1年後になりそうだ。
「先生ありがとうございました」
「また何かあったら言ってくださいね」
病棟の廊下を歩いていると、薙沢先生と鉢合わせた。
「秋くん退院やって?おめでとうね。赤ちゃん出来たらまたこの病院来てや」
またポケットから飴を貰い、病院を後にした。
「秋くんお帰りぃ~」
「ただいまです」
家につき、二人に迎えられる。
「秋クンいいな…アツ君も手術しようよ」
「まだだーめ。家買ってお金が貯まったらね。早く結婚したいし赤ちゃんも作りたいんだから仕事頑張ろ?」
伍さんにうまく説得され、悄気ていた柚希さんの顔がやる気に満ちた。
「疲れてない?先にお風呂入っておいで」
伍さんに心配され、大人しく部屋着を持ってお風呂場へ向かった。
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