アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
いばらの鎖にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
いばらの鎖
-
町の中心街から少し外れた場所に、
大きく荘厳な館がそびえ立っている。
がっちりとした門に、館の周りを張り巡らす高い塀はまるで館を守る結界のように、その存在感を有してきた。
そこは古くからその地域一帯を支配している財閥の館だ。
そしてその館の庭には数多の種類の薔薇が咲き乱れていることから、周りのものからはこう呼ばれていた。
いばらの園、と。
そして、その館の二階の寝室のベッドの上で、
その家の主、黒澤亮次は、ふと呟いた。
「もう朝か…。」
カーテンの間から差し込む陽光を見て、彼は薄く微笑んだ。
「なんだか最近時間があっという間に感じてしまうね、
私ももう歳かな。ねぇ、幸樹?」
「ん、あっ、ぁ…、」
そして彼の下でぐったりと紅潮する身体をベットに沈めながら、僕はたまらず喘いだ。
「あ…、ぁ、」
「あぁ、声が枯れているね、昨夜いじめすぎてしまったかな?」
彼はにっこり笑いながら、優しげな眼差しで僕の前髪をかきあげた。
それを僕は涙に滲む視界で小さく睨んだ。
よく言う…。
「ん?どうした、幸樹、何か言いたげだな。」
「ぁ、あぁっ!」
彼が腰を揺らした。同時に僕の中に深々と埋め込まれていたモノが、より深く内部の肉を抉った。胎内に溢れている白濁がぐちゅ、といやらしい音を立てる。
「あっ、あっ、や、やめ…、」
「何?」
「やっ、やめて…、やめてくださ…、ぁ、あ、黒澤さ、」
強い快感に身体が仰反る。
首を必死に振りながら、黒澤さんに縋るように視線を送る。
しかし、黒澤さんはそれを見てにやりと笑い、
一層激しく腰を振った。
「ッアア!や、あ!」
「嫌じゃないくせに。一晩中ヤったのに、まだまだここは元気だぞ?」
そう言って僕のモノを掴んだ。
たちまち喉から悲鳴が漏れた。
黒澤さんの大きな手が、何度も上下に刺激を送り込んでくる。
「ああああっ!…っあ、ぁ、」
「幸樹、ほら、言ってごらん。いつものように。」
黒澤さんが、カリ、と僕の耳を噛む。
苦しい、苦しい。
どうして僕がこんなに苦しい想いをしなきゃならないんだろう?
僕は涙声になりながら、いつものように、
呪文を呟いた。
「僕は…っ、白宮(しろみや)幸樹は、
黒澤亮次の、ものです…っ、」
そして黒澤さんは喉の奥で笑いながら、
「良くできました。」
「ッアアアアア!!」
そのまま僕を、狂いそうなほどの絶頂へと誘った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 15