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性活動
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〔 彼方 side 〕
今年の四月にこの辺りで有名な大学に入学した俺には 、 趣味がある 。
それは 、 「 ゲイ 」 が集まる掲示板に書き込みをして 、 マッチングすれば身体を重ねること 。 簡単に言えばセフレを作るみたいな目的で 、 俺は毎日のように利用していた 。
普通に楽しいし 、 面倒な事にならないからラッキーなんだよね 。 可愛い子いっぱい居るし 。
悟 : 「 おい彼方 、 お前って奴は昨日も遊んでたのか!? 」
「 さとちゃんおはよ〜 。 見られてた? 」
悟 : 「 相手は男だろ?よく飽きもせずに遊べるよな 。 」
高校の時から友達で 、 何かと面倒見てくれる 「 山田 悟 」 。 俺がいつか刺されるんじゃないかって気が気じゃないらしくて 、 いつも心配してくれる 。
見た目は冴えないけど 、 中身は男らしくて良い奴だ 。
俺がゲイだって事もすんなりと理解してくれたし 、 少し注意するだけで根本的な所には首を突っ込まない 。
だからこそ 、 俺らの仲は長く持つんだと思う 。
「 昨日の子めちゃくちゃ可愛かったし 、 エッチも上手かった 。 木曜日のセフレになってくれるって〜! 」
悟 : 「 はぁ … それは良かったな 。 」
呆れながら俺の話をしっかり聞いてくれるなんて 、 やっぱりさとちゃんは良い奴だ 。
朝からそんな話をしてると 、 教室の前に見慣れたシルエットを見つけた 。
すぐに駆け寄って 、 声を掛ける 。
「 龍ちゃん 、 おっはよ〜!朝からキラキラだな! 」
龍 : 「 おはよう彼方 、 朝から元気だね〜 。 いい事でもあった? 」
「 昨日の相手がめちゃくちゃ可愛い子だった 。 」
龍 : 「 へぇ〜 、 どんな子? 」
王子様みたいな笑顔で俺の話を聞いてくれるのは 、 「 佐藤 龍二 」 。 名前の厳つさとは裏腹にめちゃくちゃ爽やかで 、 少し汗を流せば女子からの黄色い歓声 。
この大学の王子といえば 、 龍ちゃんしかいない 。
ただ 、 龍ちゃんは俺に負けず劣らずのヤリチンだ 。
性別にこだわりがない 「 バイ 」 ってやつで 、 俺のことをよく理解してくれる 。
さとちゃんと同じぐらい 、 大事な友人だ 。
俺が可愛いと思うと喰っちまうし 、 あんまり話したくはないけど 。
でもきっと龍ちゃんも気に入るはずだ 。
「 ほら 、 一緒に撮ったやつ 。 可愛いだろ? 」
龍 : 「 ほんとだ 。 こういう顔の子ってサッパリしてそう 、 彼方以外にもセフレ居るんだろうね 。 」
「 うん 。 居るって言ってたし 、 俺みたいに掲示板漁ってるらしいよ 。 」
龍 : 「 それはいいこと聞いたな 、 僕も書き込んでみるよ 。 」
「 ははっ 、 龍ちゃんは顔で釣れるもんな! 」
朝っぱらから龍ちゃんと盛り上がるのは 、 日常茶飯事だ 。
毎日のように昨日はどういう子とどんなプレイで盛り上がったとか 、 どんな場所でヤったとか 、 色々な話をする 。
悟は終始どうでも良さそうにして 、 教室の中に入っていく 。 それを二人で追いかけるのが 、 テンプレにもなりつつあるのだ 。
でもそんな日々が楽しくて仕方ないし 、 ここまで自分の性癖を出せるのはすごく嬉しいことだと思う 。
だからこそ甘えっぱなしになって 、 色んな迷惑を掛けてしまうんだけど 。
「 今日はどんな子が釣れるかな 。 」
悟 : 「 少しはお前のちんこ休ませてやれよ? 」
龍 : 「 彼方には無理な話じゃないかな 、 もう掲示板漁ってる 。 」
悟 : 「 …… 知らね〜 。 」
うん 、 今日も俺のセフレ活動が捗るぜ 。
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