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崩壊にしおりをはさみました!
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崩壊
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あれから数ヶ月経ち、部員だけでなく、生徒全員が惟葉さんを認めるようになった頃、僕は惟葉さんに体育館裏に呼ばれました。
体育館裏へ行くと、既に惟葉さんは来ていて、僕を見つけると「待ってたよぉ〜」と、いつもの笑顔で笑いながら手を振ってきました。
「すいません。お待たせしてしまったようで。……それで、話ってなんですか?」
「ん〜ん〜。全然待ってないよぉ。……それでね、その話なんだけどねぇ……………私、青峰君が好きなの。」
予想外の事でした。惟葉さんはキセキに気があるとは思いましたが、赤司君だと思っていました。
しかし、本人がそう言っているならそうだろうと、僕はその疑問を無かった事にしました。
「そうなんですか。初めて知りました。人を好きになるのは人それぞれですし、いいんじゃないですか?」
「ありがとぉ〜。黒子君ならそう言ってくれると思ったぁ。……それでねぇ、黒子君に手伝って欲しいの。」
この時。
この時に気づいて彼女から離れてさえいれば、
あんな事、起こらなかったかもしれない。
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