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18歳以上ですか?
帰り道にしおりをはさみました!
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帰り道
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「雪-,大丈夫か?まあ身長ちっさいっつのは
間違えではないけどねー…」
とかケラケラ言って撫でてくる。
日向まで…‼︎あいつまじでもう許さん。
でも日向に言われるのは、
なんというか…嫌じゃないというか。
Mとかそんなんじゃなくて‼︎
「うっさい、巨人」
日向の身長は、182くらい。
先生よりは低いけど、それでも高い事に
変わりはない。あーあ、
もう少し素直になれればいいのに。
簡単に素直になれたら
苦労はしないんだけどな。
日向はただ、ははっと笑った。
「それにしても…春なのに寒い…」
春って暖かい季節だと思ってた。
寒い…。
すると日向は
「これかしてやるよ。 」
と日向の上着を貸してくれた。
…優しい。好き。うん、大好き。
日向優しすぎるでしょ。だから、
モテるんだよ…なんて。
「ありがとう」
ってなんか恥ずかしいから
小声で言った。
なんだかんだいって
もう僕の最寄り駅についてしまって
日向にばいばいを言って電車から降りた。
まだ、話していたかったな。
でも明日会えるし、
メールもできるし、いっか。
その日、僕はその日向の
香りがする上着に
顔を埋めて寝たのでした。 *
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