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僕の現実問題にしおりをはさみました!
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僕の現実問題
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家に帰って、親がいないことに心底感謝した。
泣いてないけど、ひどい顔になってそうだから。
本格的に入院するのは明日から。今日は、ご飯も寝るのも家。
夕飯食べないととわかってるけど、どうしてもその気分にはなれなかったから自分の部屋に行った。
ポス、とベッドに座って窓を見る。
僕の部屋はベッドの壁際に窓があって、ベッドに座るとちょうどいい高さにくる。
確か、朝は早く学校に行きたいと思ってたはず。
でも今は………
「はぁ〜………」
学校、超行きたくない。
そりゃ、ヒトミの顔は見たいし、如月先生にも会いたいよ。
でも、僕が行けばヒトミは怒るし傷つくしシュウくんにも狙われると思う。
かといってずっと如月先生のところにいるのは家にいるのと大して変わらないし。
僕、どうしたらいいんだろ。
「なんかもう、分かんなくなってきた……」
僕の行動は正解なのか、不正解なのか。
意味はあるのか、ないのか。
あるとしたら、どんなものなのか。
ずっと見えていたはずなのに、今は全然見えない。
見えるのは、僕がいちゃいけないことぐらい。
僕が居なくなったら、みんな幸せになるのかな……
「……あーもう、やめやめ!!」
暗いことは考えない!
とにかく直感と経験で頑張っていかなきゃ!
からっぽのやる気を絞り出してシャワーだけ浴びた。
ご飯は……
ちょっと食べちゃったゼリーでいいや!!
まずいけど、発想の転換で美味しく感じればきっと大丈夫!なはず!
その後はベッドに直行して面白いほど爆睡した。
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