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びっくりにしおりをはさみました!
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びっくり
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どれほどそうしていただろうか。
煉さんが身じろぎをし、これ以上やると起きちゃうかなと思って手を止めた。
だが俺はまた撫でるのを再開した。
煉さんが一筋の涙をこぼしていたから。
「…」
もう片方の手で涙を拭う。
「…なんで泣いてるんですか。貴方は馬鹿みたいに笑ってる方が綺麗ですよ」
誰に言うでもなく、俺と煉さんしかいない部屋で呟いた。
「というかこういうセリフ…前にも誰かに言った気が。思い出せない…」
小さい時に。誰かに言ったような…
ブーブー
ビクッ!!!!
考え事をしてたらケータイのバイブがなって、一気に現実に戻された。
「…思い出すよな。」
いや。思い出さなくちゃいけない気がする…
そう思いケータイを開いた。
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