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18歳以上ですか?
◆にしおりをはさみました!
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「駄目だ。いくら人手不足でも一般生徒を入れるわけにはいかねえ」
「無駄に頭が固いですね相変わらず。うまくいきそうだった僕の恋路を邪魔してくれたんですから、それくらいやってもらわないと」
「それは確かに可哀想だとは思うが、仕事に私情を挟むな。それでも生徒会の副会長か」
ここへ来て15分。一向に進まないやり取りに、ため息を吐く。
「あのー、副会長さん?今度別のことで埋め合わせしますから、早く作業したほうがいいんじゃないですか?ただでさえ遅れてるのにこんなことで」
「こんなこと?今こんなことって言いました?恭哉!この人全く反省していません!ちょっとは申し訳なさそうにするのが普通でしょう。恭哉、あなたもですよ。大体あなたって人は普段傲慢な癖にこういう時だけそんな真面目ぶって、なんなんですか。俺様キャラが台無しっうぷ」
「だーもう!うるっせー!分かった、分かったよ!竹内だっけ?そいつにも手伝わせる!だからそれ以上言ったら殴んぞ!」
もうほとんど言ったようなもんだろ今の。
面倒だから聞かなかったことにするけどさ。
「はなしついたー?まったくかいちょもじゅんちゃんもさぼってばっかでこっち大変なんだからね!んっとー、ごめんねぇ、名前わかんないや!ジミーくんでいーかな?」
「いえ、竹内です」
「下の名前はぁー?ボク、苗字で呼ぶの好きじゃないんだぁ」
「すみません、逆に下の名前で呼ばれるの嫌なんですけど」
「じゃー、ジミー君ね!よろしくぅー!じゃあ取り敢えずこのパイプ椅子むこーでならべてる人たちにボクと一緒にはこぼーね!かいちょたちはせんせーたちの座るとこ作っといてー」
そういって二手に分かれる。
そんな貧弱な体で大丈夫かよって言葉聞き逃さなかったぞ生徒会長様。
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