アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
隠し通せにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
隠し通せ
-
川島から、メールが来た。
→ 番号変えても無駄だからね。
次は、明後日。またあのホテルで。
これ、栗橋さんに送る?
添付に写真があって
夜の…俺の姿で。
汚くて、醜い…姿。
体が震えてしまいそうだった。
「春斗ー?」
「あっ、ごめん。」
奏太さんが心配そうに、顔を覗き込む
せっかく勉強を教えてもらってるのに、集中しろよ、俺。
「今日はやめとくか?お前最近、ぼーっとしてる」
「いや、でも、テストあるし…」
奏太さんは、教科書を閉じてしまう
「集中力ない時にやっても意味ない。ちゃんと勉強する気になったら、声かけろ」
「ごめん…」
奏太さんに見抜かれてる
明日のことを考えてると憂鬱で、何も手がつかない
また迷惑かけてる。
「春斗、別に俺はお前を責めてるわけじゃないぞ?ただお前には少し、休みも必要だってこと言いたいんだ」
「うん、ちょっと…休もうかな」
頭の中は不安でいっぱい
何をされるんだろう
また痛いこととかされるのかな
終わりは、あるのかな
「はるちゃん、いたいいたいのおかお」
「はるちゃん、げんきだして」
「なんで、お前らが泣きそうなの?」
分かっちゃってるのかな
だとしたら、ちゃんと隠さないと
「「いたい、いたいの、そうちゃんにくっつけー!!」」
「おいっ!!」
奏太はいつも、やられキャラ
でも、それを見るのは、なんとなく楽しい
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
61 / 267