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あの日々からの、一歩 2にしおりをはさみました!
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あの日々からの、一歩 2
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ある大雨の日。
朝は晴れていたのに、午後になって突然降り始めたのだ。
しかもこんな大雨なのに、臨時休校になることも無く午後からも通常授業が行われるそうだ。
警報が出ないとか、なんとか。
クラスの男子が嘆いていたのを思い出す。
気象庁仕事してよ…。
てゆーか、傘持って来てないし…。
国「…サイアク」
ボソッと呟いて、いつもは見る天気予報を今日に限って目を通さなかった自分に腹が立つ。
部活はロードワークが出来ないだけで、ほとんど支障はない。
つい先程、金田一が3年教室まで走って聞きに行った結果だ。
部活中にこの雨が止む事を期待するしかないのだが―――――……
ザァアアァアアアアアアアアアアア
滝の様に空から降ってくる雨。
この雨音が、そんな淡い期待を打ち砕いてゆくのだった。
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