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謎の美男 5
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俺は大丈夫って言ったのに、こいつは心配だからって
家までついてきた
アーロン「コーヒーいれたよ」
風呂からあがるといい香りがした
...ブラックだ
黙って砂糖を3つとミルクを入れる
デュークだったらこれにプリンつけるな
カラメル多めのやつ
...
またデュークだ
何で思い出すんだ
もういい
あいつは
それより今は
いい仲間になれそうな奴ができたんだ
・
・
・
・
あれから数週間
アーロンは頻繁に店に顔を出すようになっていた
アーロン「やあルディ」
ルディ「...よ」
アーロン「すっかり夏だね。街ではもうアイスクリームが売り切れだってさ」
特に買い物はしないが
カウンターを挟んでたわいもない会話を楽しんだ
アーロン「こないだ妻が小麦粉買いすぎちゃった話しただろう?あれ実は片栗粉だったんだ」
ルディ「へえ」
アーロン「想像できるかい?10kgの片栗粉、どうやって使い切ればいいんだろうね」
アハハと笑う、その笑顔につられてつい俺も頬が緩む
アーロンには奥さんがいるらしい
それがドジで、いつも笑わせてくれるって
その笑い話を俺にも度々聞かせてくれた
俺は恋人なんていたことはないけど
楽しそうだな
アーロンは毎日のようにやって来ては俺に色んな話を聞かせた
少し気になっていた猛獣の話もたくさんしてくれる
アーロンが扱ってるのは
ライオン1頭、トラ2頭、クマ1頭
サーカス団から調教を頼まれてる狼が1頭
そのサーカス団の話は幾度か耳にしたことがあった
結構大きな団体だ
アーロンは業界では名の知れた有名人らしい
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