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猛獣使い 4 *
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「駄目じゃないか、怖がらせちゃ」
パッと部屋が明るくなる
明るいといっても、赤く弱々しい照明で薄気味悪さが増しただけだ
そろりと目を開き、若干視界の良くなった部屋を見渡す
部屋には、赤い照明が数個と大きなベッド以外何も無かった
ルディ「...アーロン」
唯一の扉の前に立っているのはアーロンだ
虎はアーロンを見ると大人しく部屋の隅で横になった
アーロン「歓迎のつもりで同じ部屋に置いたんだけど…。大丈夫、あの虎はペットみたいなものだよ」
アーロンは靴を履いたままゆっくりベッドに乗ると、膝立ちで俺を見下ろす
鎖をぐいっと引き寄せて、呼吸を感じるほど顔を近づけた
アーロン「君も今日から僕のペットだ」
ルディ「ふざけるな」
状況的には明らかに不利だが、負けてたまるか
俺は冷静に、そして溢れるほどの殺気を込めてアーロンを睨みつける
ルディ「これ外せ」
アーロン「やだよ。首輪外したら逃げちゃうだろ」
アーロンが鎖を上に引くと必然的に顔が上を向く
鎖で行動を強いられるのは負け犬みたいで腹が立った
アーロン「...ふふ、その顔」
ルディ「っ!」
アーロンが座っている俺のモノを膝で踏みつけた
加減なんて微塵もない
力任せにグリグリとベッドに押し付けられる
アーロン「痛い?」
ルディ「ぐ…ぁ゛」
アーロンは手に持った鎖を更に強く引いた
こいつの顔なんて見たくないし、見せたくもない
体を捻って鎖を引き返そうとすると、乱暴に鎖を持ち上げられて首が絞まった
アーロン「可愛くないね」
低い声で言う
アーロンは強い力で俺を組み敷いた
脚を折り曲げるようにして押さえつけると、そのまま穴に指を突っ込む
アーロン「君が寝てる間に慣らしといたんだ」
ルディ「なっ…!く、そ......ッん」
どこまでも用意周到な野郎だ
驚くほど簡単に出入りする指に、心の中で舌打ちする
押さえつけられた体をできる限りの力を入れて捻り、這ってベッドの隅へ逃れた
アーロン「チッ」
ルディ「い゛っ!?」
突然バチンと音がしたかと思うと、同時に横腹に痛みが走る
驚いて振り返るとアーロンがムチを持って立っていた
アーロン「ペットが逃げちゃ駄目だろ」
アーロンは何度も何度も俺の体にムチをふるう
逃れる場所はない
アーロン「飼い主の言うことを聞いて、尽くすのがペットだろ?ねえ」
ルディ「ぅ゛ッ」
体を庇って丸まった背中に繰り返し打ち付けられる痛み
鋭い痛みと鈍い痛みが入り交じり、皮膚がドクドクと脈打った
切り裂かれるように痛い
革靴を履いたままの足で背中を踏みつけられる
鎖を強く引かれると首輪が首にくい込んで苦しかった
アーロン「痛い?痛いよね、仕方ないよ、君が逃げるのが悪いんだからね」
ルディ「ぅ゛、う゛ぅ゛」
最後にひときわ強くムチを振るうと、アーロンは赤く腫れた俺の背中を舐めた
ドクドクと熱くなっていた肌に
アーロンの舌は妙に冷たく感じた
アーロン「…今度は逃げちゃだめだよ」
ルディ「ぅ゛...............っ!」
アーロンが俺の腰を掴んだかと思うと、一気に奥まで自身を挿入する
ルディ「ぁ、あッ...ん、ぁ……ひッ、」
ギリギリまで抜いて、一気に貫く
それを何度も繰り返した
ルディ「は、ぁ......あ゛ッ」
苦しい
嫌だ
俺は、腰を掴むアーロンの手に手を添えると
思い切り爪を立てた
アーロン「っ!?」
驚いて手を振り払うアーロン
アーロン「............……はぁぁあぁ...?ルディ、何だいこれは...?」
アーロンは血の滴る手を押さえ、怒りに顔を歪めた
爪の毒
得策だとは思えない
アーロンの怒りを買えばどんな事になるかは想像できた
それでも抵抗しないで好き勝手させるのは
俺にとって死んだも同然なんだ
ルディ「ぅか...ッは」
アーロンが俺の横腹を思い切り蹴り上げた
内蔵を直接蹴られたような重い痛みがジワジワと広がる
アーロン「...悪い子だなぁ」
アーロンは露骨に苛立ちを含んだ声で呟くと、よろけながら扉の外へ消えた
痛てえ
蹴られた腹もムチの痕も
胸の真ん中辺りも
ベッドに1人うずくまる
『悪い子』
嫌な響きだ
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