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狼 6
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好き
カイザー越しに、デュークが小さく呟いたのが聞こえた
デューク、今日1日俺と同じように粥を食べていた
腹減ってねえのかな
何でもかんでも気を遣って
俺に合わせようとしなくていい
ただ、そこに居れば、それで
風呂、薬湯だった
薬草の匂いと独特な濁り
傷口に少し沁みたが、湯に浸かっているとポカポカと温まって体が楽になった
いつの間にか一丁前に薬を作れるようになっている
よく出来た弟子だ
風呂あがりに薬を持ってきて、背中に塗ってくれた
ライオンたちに踏みつけられた時に爪がくい込んだんだろう
無数の引っかき傷がヒリヒリと痛んだ
ルディ「…」
体の湿布に触れる
痛いけど
何故かじんわりと温かくなった
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