アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
狼 8
-
ルディ「ん...」
何だ
昔の夢を見た
井戸へ水を汲みに行って
木の影に子犬がいるのを見つけて
部屋へ連れ込もうとして叱られたんだ
耳がピンと立っていて
澄んだ黄色の瞳
あ、そうだ
丁度カイザーみたいな灰色で.........
ルディ「!」
俺は勢いよく体を起こすと、隣で眠るカイザーを見た
体を横に倒して眠るカイザーの首元
十字の模様
ルディ「...まさか」
あの子犬の首元にもあった
十字の模様
同じ位置に
同じ模様が
ルディ「カイザーお前…」
眠たそうに開いた瞳は澄んだ黄色をしている
そうか、こいつは
あの時の
ルディ「...」
俺はまるで宇宙人でも見たかのように固まっていた
胸がドキドキしている
不思議な感覚
犬だと思っていたのは
狼だったのか
...良かったな、元気で
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
83 / 192