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狼 12
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俺は何故か天井が馬鹿みたいに高くて広いリビングのソファにカルロスと向かい合って座り
テーブルに広げられた設計図を見ている
カルロス「でな、ここをこうだ、そんでな、こうして、こう、こう...こうだ!どうだ?いいだろ」
ルディ「...おう」
その大きな図体からは考えられないほど細かい線で家の設計図を描いていく
大工と言うだけあって、技術は確かなものだ
カルロス「できたぜ!」
カルロスは勢いよく立ち上がると玄関へ向かう
メグ「お兄ちゃんどこ行くの?」
リビングを見渡すことのできる広いアイランドキッチンで、デュークと菓子を作っていたメグが問う
カルロス「材料調達だ!」
俺は座ったままカルロスの背中を見送った
思い立ったらすぐ行動する
熱い男だな
ルディ「...」
足元で横になっているカイザーを撫でる
顎の下を撫でると気持ちよさそうに目を細めた
ルディ「お前、可愛いな」
洗いたてでフワフワした毛
俺は何となく
ソファから離れてカイザーの腹に頭を乗せるように寝転ぶ
シャンプーのいいにおいがする
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フワフワで
あったかくて
俺はコロリと眠ってしまった
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