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催眠術師 8
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息苦しさに目を覚ますと
部屋は俺1人になっていた
暗い
突然孤独感に襲われる
ルディ「は...ぁ......っ」
身体が火照る
媚薬が抜けてないのか?
眠る前の事をぼんやりと覚えている
ルディ「......」
ベッドから滑り落ちるように降りる
いつの間にか服を着ていた
ルディ「はぁ...はぁ...」
いまだ頭はぼーっとして、時折ガンガンと痛む
立ち上がり、暗い部屋の中で扉を探すとドアノブに手をかけた
廊下へ出ると、暗闇の中壁を頼りに歩く
突き当たりの扉の向こうは路地裏だった
もう夜か
ルディ「...っ」
少し冷たい風が体に触れる
火照った身体がゾワゾワして、身震いした
ルディ「は、ぁ」
細い路地をよろけながら進む
時折体を照らす月明かり
ここはどこか、どれくらい歩けば路地裏から抜けるのか
ルディ「...ッふぅ...」
ズルズルとしゃがみこむ
身体を動かす度に、肌に服が擦れて
寒気に似た快感が生まれる
ルディ「く、...は...」
ゾクゾクして、寒いのか暑いのかわからなかった
ルディ「.........デューク」
心配してるかな
すぐ戻るとか、嘘言ってごめんな
無性にデュークに会いたくなった
あいつの腕の中で
この身体を楽にして欲しかった
デューク
デューク...
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