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出会いは秋でした 11
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ミカはアパルトマンに着くと、所々破けてしまっているアルの服を脱がせてバスルームへ押し込んだ。
左手の使えないアルのためにミカも服を脱ぐとバスルームに入る。
シャンプーしてあげるとアルの髪の柔らかさが懐かしくてミカは泣きそうになった。
それに気付かず、アルは「洗ってもらうのって気持ちいい」と子供のようにご満悦な笑顔。
髪をすすぎトリートメントすれば「いい匂い」と無邪気に笑う。
ボディソープを泡立てて体を洗うミカの手がくすぐったくて、アルは笑いを止めることができずに身をよじった。
「傷にしみない?」
「ちょっとだけ」
上半身も足も洗って、ミカは
「えーと…」
どうしようかと手を止めた。
アルはくすくすと笑いながら「洗って」と尻を突き出す。
顔を赤くするミカを「今さらでしょ」とアルがからかい、「そうだけど」とモゴモゴ言いながらミカはアルの臀部に泡をつけた。
「ミカの手つき、やらしい」
顔を上げると、アルが物欲しそうな目でミカを見下ろしていた。
そして、ミカが下腹部を洗おうとして気付く。
「なんで勃ってるの、アル」
「気持ちいいから?」
ミカは頭痛がするとでも言いたげな表情で
「そこに座って」
と、バスタブの縁を指差した。
「え? 何?」
「そのままじゃ辛いだろうから」
泡を手にとってアルの勃ち上がったものに塗りたくると、ミカは手を上下に動かし始めた。
「ちょっ、いや、いいって」
むっとした顔でミカはボディソープをアルの右手の平に乗せた。
「アルもして」
「も?」
‘も’って何?と思いながら隣に座るミカの下腹部に視線を落とせば、そこは自分と同じ状態になっていて…。
恥ずかしそうに俯くミカの顔を覗き込み、下からすくうようにキスをした。
そのまま熱いキスを続けると水音が反響して聴覚を刺激する。
熱い吐息の混ざり合いにも煽られて、互いに互いを泡だらけにして指をすべらせていく。
左手が不自由だからバランスの取りづらいアルを支えて、ミカはさらに熱くなる手の中のものを刺激した。
アルの嬌声がこだまし、合間にアルの手の中のものも粘性の音を立てる。
互いに互いの熱を高め合い、唇を貪りながら与えられる快感を追う。
そして、同時に2人は熱を弾けさせた。
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