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アルは人気者 5
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「あ~、でも心配だなぁ」
2人でベッドへ潜り込み、明かりを消した後に、ミカは思い出したように呟いた。
「何が?」
「アルはもてるから喫茶店に手伝いに行ったら、色んな人から粉かけられそう」
「全部断るよ」
「それはもちろんだけど、でも、ロラの件もあったしなぁ」
「まだそれ言うの」
「餌付けされないでよ?」
「されませんて」
「ん~、心配だなぁ」
「じゃ、どうすれば安心してくれるの?」
「断る時は毎回、ロラに言ったのと同じセリフ言って?」
なんで、そこで可愛くおねだりみたいに言うかな。
なんで18も年上なのに、こういうおねだりするかな。
アルは出来るわけないと顔を赤くしてしまったが、ミカは追い打ちをかける。
「ね? アル? そうしてくれたら今度は僕に生クリーム塗っていいよ」
ミカに生クリーム…。
想像して心の内で悶えて、アルはさらに顔を赤くして叫んだ。
「もう、いいから! 生クリームとか恥ずかしすぎ!」
後日、いつもより多めに生クリームの発注があったことは、アルにはまだ内緒だ。
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