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アルはネコ 8
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「ごはん出来たよ」
くったりとソファに横たわり、眠ってしまったアルをミカが起こした。
「はい、これ」
アルの頭に猫耳カチューシャをつけると、ミカはエプロンを渡した。
まだやるんだ。
エプロンを着ながら確認すると尻尾はまだ入ったままだった。
いつまでやらせる気だよ。
アルはミカの背に目線で文句をぶつけた。
夕食後、アルは食器を洗い終えると、ソファで寛ぐミカの手から雑誌を取り上げ膝に乗り上げた。
「夜になった」
「なったね」
「もう全部取っていい?」
「まだ、今日は終わってないよ?」
唇を尖らせ怒って見せるアル。
「ミカ、夜」
「夜だね」
「夜になったらするって言った」
「何を?」
今度は頬を膨らませて怒りを訴えるアル。
恥ずかしくて、たったひとつの単語が言えない。
アルは顔を赤くした。
それがおかしくて、可愛くて、ミカはアルの頭を撫でるとこう言った。
「僕をその気にさせてごらん」
本音を言えば昼間から煽られっぱなしで、むしろ抱き潰してしまいたい衝動を抑えてるくらいだ。
しかし、アルの焦れて悶える姿をもっと見たい。
今日は可愛い痴態のオンパレードだった。
どうやって誘ってくるかも見てみたい。
ミカは目線で促した。
その気にさせろって…どうやればいいんだ。
アルは迷いながらミカにキスをした。
舌先で唇を割り、歯列をなぞり、その裏を舐める。
奥に引っ込んだままのミカの舌をつついてみるが絡ませてはくれない。
諦めてミカの耳にキスをして、首筋を舐め、シャツのボタンを外して鎖骨を甘噛みする。
さらにボタンを外して乳首を舐めたが、くすぐったいと言われてしまった。
ミカは全く余裕のようだ。
アルはミカから降りると足元に膝をついた。
「アル」
「?」
「君は今、猫だから、手を使わないでしてごらん」
ミカを見上げるアルは思案顔。
手を使わないでってどうやって?
アルは目の前のファスナーをじっと見つめた。
おもむろにスライダーを唇で挟み、引っ張ってみた。
少しだけ動くが失敗。
今度は歯でスライダーを噛み、引き下ろした。
ファスナーを開けることには成功し、その隙間に鼻先を潜り込ませ、下着の前あきを舌でこじ開ける。
まだ芯も持っていないミカのそれを舌ですくって吸い上げ、口に含んだ。
舌も唇も使って、まだ柔らかいそれを愛撫する。
はふはふと息を弾ませながら、少し育ち始めたそれを口で扱いていくアル。
やがて大きく硬くなるとアルの口には余って、でも手は使えないから、アルは必死に頭を振った。
「ねぇ、アル、精液って媚薬効果があるんだって」
ミカのモノを咥えたままアルは彼を見上げた。
「試してみようよ」
ミカはアルの髪を指で梳いた。
「飲んで、アル」
うっすらと涙目になりながらアルは頷き、口淫を再開した。
水音と、アルの鼻から抜ける甘ったるい声がミカの体温を上げていく。
どこで覚えてきたんだか、アルはかなり上手だ。
あっと言う間にミカは追い上げられる。
そして、アルが大きくスライドするように動きを変え、限界を迎えたミカはアルの頭を押さえつけると一度だけ突き上げて、アルののどを白濁で犯した。
むせこむアルの顎をすくって上を向かせると
「飲んで」
ミカは命じて、アルは彼の劣情に光る瞳を見つめながらミカの精液を飲み込んだ。
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