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ランジェリーをめぐる攻防戦 アル編 4
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何て言えば上手なおねだりになるのか分からなくて、アルは迷いながら口を開いた。
「…イかせて…」
「ん~、不合格。はい、もう一回」
「イかせて…ください…?」
「まだ足りないなぁ」
ニヤニヤと見上げるミカを見下ろして思案するアル。
しばらくしてから一度唇をきゅっと結び、やっとのことで再び口を開いた。
「…イきたい…から、気持ち良くして…精液いっぱい…出させて…ください…」
くすりと笑って、ミカは満足そうに「いいよ」と囁いた。
そしてベビードールをたくし上げ、裾のフリルをアルの口に押し込むと、乳首に舌を這わせた。
「ん…!」
アルがのけ反って、ミカの肩に指が食い込む。
フリルを咥えているからアルの口から出るのを堰き止められた甘い声は、ん、ん、と鼻から抜けていく。
「ほら、アル、乳首だけでイってみて」
アルは無理と言いたくて首を横に振った。
気持ちいいけど足りない。
もっと直接的な刺激が無いとイけない。
アルはもどかしさに身を捩った。
ミカの指はスキャンティのフリルをなぞるようにすべっていく。
きわどいところまで近付いてくれるのに、肝心の場所には触れない。
薄い布越しにミカの指が後孔を押した。
「ん~!!」
さらさらとミカの指が後孔を撫でている。
「ここも気持ちいいでしょ? ここと乳首でならイける?」
アルは首を横に振った。
それでもミカは直接的刺激はくれない。
後孔を布越しにするすると撫でられ、時々ぐっと押される。
ミカの指が後孔から前方へと動くとアルはフリルを離して声を上げた。
「ここ、気持ちいいでしょ」
後孔ではない、そのもっと前の方。
でも、勃ち上がったものには触れていない場所。
そこをぐっと押されてアルは再び啼いた。
布越しに摩擦され、また押し込まれる。
「あぁっ…!」
「蟻の門渡りって言うんだって」
ミカはそう言いながら指先に力を込めて小刻みに振動させた。
「リボンがびしょ濡れだよ、アル」
ミカが笑って指摘したとおり、アルは先走りを溢れさせて、時折小さく痙攣している。
「まぁ、今日は無理かな。でも、ここでも乳首でもイけるようになろうね」
立っているのが難しくなったアルを支えて、ミカはゆっくりと彼をベッドに横たえた。
シーツの上に手足を投げ出し、荒い呼吸を繰り返すアル。
頬は上気し、瞳は潤み、開いた唇はピンク色。
乳首は透ける布を押し上げ存在を主張し、ベビードールの裾はめくれてスキャンティからはみ出すアルの猛りがちらりと見える。
ミカは思わず喉を鳴らした。
確かに似合うと思って購入はした。
しかし、ここまでとは思っていなかった。
薄っぺらな布ごときでアルがこんなにも妖靡な姿になるなんて予想外だった。
ひどくしてしまいそうで、ミカは深呼吸して自分を落ち着けた。
アルを抱いて飽きるということは無いけれど、これほど興奮させられるのは初めてかもしれない。
ミカは汗で前髪の貼りつくアルの額に口付けた。
「アル」
ぼんやりと目を開け見上げると目に映るのはミカの微笑み。
艶麗で、蠱惑的で、肉食獣のようなのに目が離せなくて、自分を投げ与えたくなるような瞳。
吸い寄せられるようにアルは両手を回してミカに口付けた。
「俺で気持ち良くなって、ミカ」
ふわっと微笑んでアルがそんなことを言うものだから、ミカは抑えきれずに噛みつくようなキスをした。
アルの体中を唇と舌で愛撫し、あちこちに赤い所有印を残す。
内腿には激しく吸ったため、大きな跡が残った。
ミカはスキャンティを脱がさずにアルの後孔にローションを塗り込んだ。
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