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ランジェリーをめぐる攻防戦 アル編 6
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「左足、もっと曲げてごらん」
アルは左の膝裏に手を入れて胸に引き寄せた。
するとミカがさらに奥まで来て、アルがのけ反る。
今まで届いたことのないくらい深いところでミカを感じる。
ミカは馴染みのある動きでアルの中を熱い猛りで愛撫している。
しかし、体の向きが違うから、いつもより掻き回されている感覚が強い。
内臓を押し上げられ、内臓全てを揺さぶられるような振動。
アルは胸まで突き上げられているような感覚に呼吸を乱した。
「足で隠れてアルの見えないし、スキャンティで隠れて繋がってるとこも見えないし、ふふ、女の子みたいだね」
可愛いと言ってミカがキスをする。
だが、アルは体中を渦巻いていた熱がひいていくのを感じ、口を開いた。
しかし、小さな声でミカには聞こえない。
「アル?」
自分を見上げる瞳が潤んでいるのは快感に溺れているからではなさそうだと、ミカはアルの顔を覗き込んだ。
「ミカはやっぱり女の子がいい?」
「え?」
「女の子の方がいいから、こんなの買ってきたの?」
「違ー」
「俺が女ならいいって思ったんだろ!」
アルの手がミカの肩を、胸を叩いた。
「違う。アル、聞いて。そんなこと絶対ない」
「嘘だ」
「嘘じゃない。アルがアルだから好きなんだ。性別なんてどうでもいい。アルが好きなんだ。好きになったアルが男だから男として見てる。同性として付き合ってる。仮にアルが女性だったとしても、好きになったのなら、アルという人間として愛せる。アル、君をアルとして愛してる。女の子だったらいいのになんて考えたことない」
口をへの字にして泣きそうなのを堪えているアルが、真剣な顔でミカを睨んでいる。
しばらくそのまま見つめ合っていると、アルがようやく口を開いた。
「信じていい?」
「信じてくれたら嬉しい。不安にさせたことは謝る。失言だった。取り消す。アル、君を失いたくない。たった一言で君を失うなら、いっそ喋れない方がいいくらいだ」
「ミカの声、好きだから、それはヤダ」
「ごめんね、アル」
「…うん。じゃぁ、お願いひとつ聞いてくれたら許してあげる」
「どんなこと?」
「後で言う。だから」
アルからミカにキスをした。
そして耳元で甘く囁く。
「今は続き、シて」
熱く誘うようなキス。
ひいていた熱が、また体中を駆け巡る。
ミカが小さく呻いて最奥に熱い欲を叩きつけると、それに悦んだアルが白濁をまき散らした。
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