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あなたを愛します 16
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アルはミカの体力を気遣って自分が上になると言った。
ミカはその言葉に甘えることにした。
ミカの腰を跨ぐように膝立ちになっているアルの後孔へミカがローションをまとった指を這わせる。
アルはバスルームで少し解してきたから大丈夫だと言うが、久しぶりのそこはやはり固い。
ミカは後孔を蕩けさせるのも楽しいのだと笑いながらアルの胸に舌を押し当てた。
後ろは指で突き上げられ、胸は舌で舐められ、吸われ、アルは熱い息をこぼしながらミカの肩に指を食い込ませた。
「ミカ、もう、欲しい」
蕩けた瞳でねだられて、ミカは下腹が波打つのを感じた。
「いいよ。おいで」
ミカが上体を倒し、アルはミカの熱の先端を柔らかくなった後孔にいざなった。
ゆっくりと腰を落として少しずつミカを呑み込んでいく。
甘い吐息がこぼれる。
ミカはこの瞬間が好きだ。
見上げる景色は絶景と言っても過言ではない。
見せつけるようにのけ反りながら、上気した肌から色香を匂い立たせるアルの熱い粘膜に包まれていく。
鼻に抜けるような声を漏らし、身を震わせ、捩らせ、与えられる刺激に酔っていく。
そんなアルを見ていると自分まで酔いそうだ。
「…アル…」
時間をかけて呑み込まれたミカの熱は、ようやく根元まで繋がった。
「ミカ…、気持ちいい?」
「溶けちゃいそうだよ」
「俺も気持ちいい」
アルが妖艶に微笑むと腰を揺らした
「ミカ、ミカが中にいる。俺と繋がってる。…おかしくなりそう」
なんと可愛いことを言うのだろう、45歳にもなって、まったく。
何十年も付き合っているのに、この可愛さは変わらない、堪らない。
「おかしくなってくれ。僕ばかりがアルに狂ってたんじゃフェアじゃない」
「俺に…ぁ…狂ってくれて…ん…るの…?」
「当然」
「嬉しいな」
アルが腰を揺する度に淫靡な音が鳴る。
しかし、アルの熱い吐息まじりのうわ言のような呟きは、それを凌駕してミカの鼓膜を色欲で染めた。
気持ちいい、気持ちいい、とアルは身悶えながら腰を振っていたのだ。
その声は艶を帯びていて、ミカは久しぶりのアルにさらに高まった。
「ミカ…ぁ…すごく気持ちいい…」
「好きな時にイって」
そして、アルは果てた。
その後を追うようにミカもアルの中に欲を放った。
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