アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ミカの告白2
-
夏休み、テオはマンマの顔を見に帰国した。
しばらく会えなくなるわけだが、別に恋人じゃないから気にならない。
…と言ったらテオは、また目尻を下げて僕の頭をわしゃわしゃと撫でた。
少し日に焼けてテオが戻ってきて、お土産をくれて、そしてセックスした。
久しぶりの彼は心地良かった。
「カノジョできた?」
「いや」
「夏休みに出会いは無かったのかよ?」
「んなもん無かったよ」
いや、正確に言うと1回だけ女の子を抱いた。
それなりに気持ち良かったけど、それきりだ。
つまらないとか、違和感あるとか、そういうのじゃなかったけど、恋ではなかったし、付き合い続けたいとかも思わなかった。
「やっぱ俺がいい?」
冗談めかしてテオが聞く。
僕はうるさいその口をキスで塞いだ。
テオはいつも僕を優先する。
本来セックスは共同作業だろうと言うと、「ミカに気持ち良くなってもらいたいから」と一方的に抱かれる。
フェラして、僕の上に乗って、腰振って、僕がイってから彼はイく。
いつも、だ。
キスすら躊躇してたこともある。
勘違いするから、とテオは言っていた。
だから僕が彼の体にキスするのを彼は嫌がった。
僕を勃たせて、体を差し出して、「挿れていいよ」と微笑む。
毎回だ。
一方的だ。
こんなので、どうしてテオは幸せなんだろう?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
190 / 213