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「ただいま」
「おー、お帰りー」
家ではもうご飯を食べ始めている兄弟がいた
そこには出ていったはずの一松もいて
「………あの……ごめんな?一松………
こんな不甲斐ない兄だが、許してくれないか…?」
部屋に入るや否やすぐに正座をして謝るカラ松
「……………お前のことなんかどうでもいいし」
これがいつもどうり一松とカラ松の仲直りの言葉
「!そうか!悪かったな!やっぱり一松は優し
……ヒッ、ご、ごめんなさい……」
少しでも褒めると胸ぐらを掴む一松にカラ松が涙目になる
「………ごちそうさま」
カラ松から手を離し席を立った一松は2階へと行ってしまった
「チョロ松?食べないのか??」
突っ立ったまま一松を見送った俺にもう箸を持つカラ松が尋ねる
「食べる準備早すぎ…まぁいいや、いただきます」
今日のご飯はアジの塩焼きと味噌汁。
シンプルで俺は結構好きだったりする
「うん!旨いな!」
「そーだね」
今日は色々とツイてるような気がする
カラ松と2人で話せたし、いつもより心地がいい
それは俺がこの不潔な想いを認めたからか、
それは分からないけど。
「これはこれでいいのかもね」
「そうだな少し量が足りないが美味しい!」
そう言って茶碗にご飯をまた盛るカラ松に心の中で
飯の話じゃねーよ。と突っ込むがどうせわからないこと
今はこの状況を楽しもう。
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